JASEC
日本学術会議協力学術研究団体
日本英語コミュニケーション学会
The Japanese Association for Studies in English Communication
日本英語コミュニケーション学会 本部事務局
関西支部
〒564-8680大阪府吹田市山手町3-3-35
関西大学国際部内
日本英語コミュニケーション学会 関東支部
〒169-8050 東京都新宿区西早稲田1-6-1
早稲田大学国際教養学部内
Association Headquarters & Kansai Branch
c/o Division of International Affairs
Kansai University
3-3-35 Yamate-cho,
Suita City, Osaka 564-8680
Kanto Branch
c/o School of International Liberal Studies
Waseda University
1-6-1 Nishi-Waseda
Shinjuku-ku, Tokyo 169-8050
<2020年活動報告>
第29回JASEC年次大会がオンライン開催されました。
2020年10月17日(土)、第29回JASEC年次大会は、感染症予防対策のため、開催を予定していた青森公立大学キャンパスに代えて、早稲田大学を幹事校とするZoom利用によりオンラインで開催されました。
午前10時より、開会式、日本英語コミュニケーション学会賞授賞式に引き続き、研究フォーラム---シンポジウム及び第29回通常総会が行われ、午後からは研究フォーラム---研究発表が行われました。
大勢のご参加を頂きましたこと、皆様のご協力に対し、心から御礼申し上げます。
当日のプログラムは、以下を参照!
『第29回年次大会』 プログラム(終了)
日 時:2020年10月17日(土)
開催方法:Zoom使用のオンライン大会
幹 事 校:早稲田大学
参 加 費:会員、非会員ともに無料
<PART ONE> 10:00~10:15
開会式
司会:小西和久(早稲田大学)
挨拶:堀江洋文(専修大学/JASEC会長)
学会賞授与式:学 術 賞 山本英一
研究奨励賞 蔵園和也
実践功労賞 加藤香織、小西和久、宮崎修二、
内野泰子、堀江洋文
<PART TWO> 10:15~12:00
JASEC研究フォーラム---シンポジウム
<タイトル>
ポストコロナの英語コミュニケーション ― 新たなアプローチの探求
<要旨>
新型コロナウイルス(COVID-19)パンデミックは世界の人々に短期間で大きな行動変容をもたらした。リモート・ワーク、ソーシャルディスタンシング、ロックダウンなど、新しい概念が新しい用語をまとい、新しい生活様式をうながしつつある。英語コミュニケーション研究においても、近年「あたりまえ」とされてきた様々な「前提」が見直しをせまられ、新しいアプローチが求められている。例えば、オンライン授業、オンライン会議、オンライン飲み会など、インターネットを介したコミュニケーション行動は対面を前提としてきた従来の研究、分析方法では十分対応できない可能性がある。また、外国人学生の受け入れ、留学派遣等の国際交流を前提としたカリキュラムや授業運営なども大幅な見直しが迫られている。
本シンポジウムでは、英語コミュニケーションに関わる諸状況の変化をとらえ、今後のアプローチへの提言を行うことを目的とする。様々な現場からの事例の報告を行い、日本における英語コミュニケーション研究の新しい可能性について討議する。
・モデレーター・パネリスト:飯野公一(早稲田大学)
・パネリスト:山本英一(関西大学)
Christofer Bullsmith(跡見学園女子大学)
宮崎修二(高度技術社会推進協会)
<PART THREE> 12:05~12:40
第29回通常総会
司会:宮崎修二(高度技術社会推進協会/JASEC総務・経理担当理事)
報告:飯野公一(早稲田大学/JASEC副会長)
山本英一(関西大学/JASEC副会長)
議題:2019/2020年度事業報告及び収支決算
2020/2021年度事業計画及び収支予算
その他
<PART FOUR> 13:30~17:30
JASEC研究フォーラム---研究発表
研究発表(1) 13:30~14:10
表 題: 英語教育への一提案― フレイジオロジーを活用した「英語らしさ」の獲得
発表者:井上亜依(防衛大学校)
司 会:鈴木義孝(関西大学)
研究発表(2) 14:20~15:00
表 題:通訳談話とLGBTQ ― 原発話と通訳談話の差異が及ぼす影響
発表者:毛利雅子(名古屋市立大学大学院)
司 会:小田真(翻訳業)
研究発表(3) 15:10~15:50
表 題:Exploring the achievements of EMI programs in Japanese universities: An investigation of webpages
発表者:畔上絵里香(早稲田大学)
司 会:Christofer Bullsmith(跡見学園女子大学)
研究発表(4) 16:00~16:40
表 題:遠隔授業におけるe-ポートフォリオの試行とその効果
発表者:香取真理(青森公立大学)
司 会:司会 吉田由美子(近畿大学)
研究発表(5) 16:50~17:30
表 題: Story-Centric Teaching: Focus on Form
発表者:Joseph Poulshock(専修大学)
Douglas Forster (日本女子大学)
司 会:Alison Kitzman(近畿大学)
(以上)
■3月28日「JASEC特別研究大会」は中止となりました。
以下は、予定されていたプログラムです。参考までに掲示します。
「JASEC特別研究大会」 プログラム(暫定版)(開催中止)
・日 時 2020年3月28日(土)
・時 間 13:00~
・開催場所 早稲田大学本部キャンパス 3号館7階(701、702、703教室)
・参 加 費 会員:無料 非会員:1,000円(学生:無料)
[PART ONE] 13:00~13:05 3号館701教室
・開会
・学会賞授与式
学術賞:井上 亜依 会員
研究奨励賞:中西 弘 会員、武内 祐樹 会員
[PART TWO] 13:05~14:50
・JASEC研究フォーラム——シンポジウム
<タイトル> 英語の資格試験について考える
<要旨>
2020年度に始まる「大学入学共通テスト」において英語の民間試験が導入されることとなり、これまで以上に英語の資格試験についての社会的関心が高まっている。しかし、多くの制度上の不備、経済的・精神的負担の増大、公平性の確保の点において課題が指摘されており、英語民間試験の利用中止を求める大学教授らによって国会請願が提出され、TOEIC が実施運営上の複雑さにより対応が困難として参加を取り下げるなど混乱が広がっている。
このような制度変更は教育現場において様々な波及効果を及ぼしているが、入試以外でも就職、昇進、入国審査等英語資格試験は多岐にわたってゲートキーパーの役割を担っている。本シンポジウムでは中高英語教育での対応、教材開発の現状、大学受験、留学選抜等での使用、各種試験の特質、また言語政策上の課題など、多面的な議論が行われる予定である。(注:2019年末に民間試験導入の実施は延期となった。)
・ 会 場 3号館701教室
・ モデレーター・パネリスト
山本 英一(関西大学)
・ パネリスト
竹内 和義(海城中学高等学校)
Bullsmith, Christofer(跡見学園女子大学)
Butler Goto, Yuko(ペンシルバニア大学)
飯野 公一(早稲田大学)
[PART THREE] 15:00~17;20
・JASEC研究フォーラム——研究発表
<第1会場> 3号館702教室
発表① 15:00~15:40
発表者:横野 成美(金沢星稜大学女子短期大学部)
題 目:ビジネス英語の授業におけるTILT(Translation in Language Teaching)
司会者:堀江 洋文(専修大学)
発表② 15:50~16:30
発表者:小根山 茜(株式会社ジャスティー)
題 目:小中学校の英語授業内でのユニバーサルデザインの実践
―インクルーシブ教育システム構築のためのICTの活用について考える
司会者:井上 亜依(防衛大学校)
発表③ 16:40~17:20
発表者:井上 亜依(防衛大学校)
題 目:英語教育への一提案
―フレイジオロジーを活用した「英語らしさ」の獲得
司会者:神崎 高明(関西学院大学)
<第2会場> 3号館703教室
発表① 15:00~15:40
発表者:太田 一郎(鎌倉女子大学)
題 目:日本社会の禁止事項を伝える英語表現の考察
―外国人観光客・外国人居住者との相互理解と共生社会を目指して
司会者:大川 久(元NHK)
発表② 15:50~16:30
発表者:香取 真理(青森公立大学)
題 目:アバターを用いたスピーキング練習の試行
司会者:宮崎 修二(高度技術社会推進協会)
第28回年次大会において予定されていた研究発表のうち2編については、3月8日(日)に関西大学千里山キャンパスで行われる「関西地区研究フォーラム」において、また、1編については、5月30日(土)に早稲田大学本部キャンパスで行われる「関東地区研究フォーラム」に移して実施しますので、本ページ下記掲載の「2020年関西地区研究フォーラム及び関東地区研究フォーラム日程」をご確認ください。
なお、入江恵会員による発表は、日程のご都合により取りやめとなりました。
[PART FOUR] (時間未定)
<会員懇親会>
(詳細未定)
■2020年関西地区及び関東地区研究フォーラム
について(実施報告 2020年10月26日現在)
1.3月8日に開催予定だった第2回関西地区研究フォーラムは延期
され、8月10日、Zoomによるオンラインにて開催されました。
2. 5月30日に開催予定だった関東地区研究フォーラムは、中止とな
りました。
なお、当日予定されていた研究発表の一部については、2020年10月17日に開催された第29回年次大会(オンライン開催)において実施されました(下記参照)。
◆関西地区研究フォーラム
第1回: 2020年1月25日(土) 15:00~17:00 (終了しました)
場 所: 関西大学千里山キャンパス
第1学舎岩崎記念館 2階 会議室
(吹田市山手町3-3-35 TEL:06-6368-1121)
(阪急千里線 関大前下車、徒歩5分。)
(http://www.kansai-u.ac.jp/global/guide/mapsenri.html)
正門入って左折。上り詰めた左手の建物です。
発表①
発表者:Brian Murray (Kansai University)
題 目: "Challenges with Self-access Learning in Internationalized
Learning Environments"
発表②
発表者:山本英一 (関西大学)
題 目: 「発話解釈とアブダクションについて」
研究会終了後、発表者を囲んで、懇親会を行います。
第2回:2020年3月8日(日) 15:00~17:00 (8月10日にオンライン開催により実施しました)
場 所: 関西大学千里山キャンパス
第2学舎 2階国際部 Mi-Room
《以下2発表とも、第28回年次大会において発表予定だったプログラムです》
発表①
発表者: Christofer Bullsmith(跡見学園女子大学)
題 目:『Using Self-Assessment, Peer Assessment, and Teacher Assessment
in Japanese University EFL Classes』
発表②
発表者: 藏薗 和也(大阪工業大学)
題 目:『動詞 commence の補文の考察 ―動名詞と名詞の選択に関して』
研究会終了後、発表者を囲んで、懇親会を行います。
◆関東地区研究フォーラム
第1回:例年3月に開催している第1回の関東地区研究フォーラムは、2020年3月28日(土)に「JASEC特別研究大会」として開催予定でしたが、同大会の中止に伴い、開催は中止となりました。
第2回: 2020年5月30日(土) 14:00~16:50
(開催は中止となりましたが、下記発表①については、10月17日開催の第29回年次大会(オンライン開催)において実施されました。)
場 所: 早稲田大学本部キャンパス3号館
(教室は後日ホームページ上でお知らせします。)
《以下発表①は、第28回年次大会において発表予定だったプログラムです》
発表①
発表者: Joseph Poulshock(専修大学)
Douglas Forster(日本女子大学)
題 目: 『Story-Centric Teaching : Focus on Form』
司 会: Mark Jewel(早稲田大学)
発表②
発表者: 小西和久(早稲田大学)
題 目: 『Economist誌にみる関係代名詞制限用法whichの使用頻度と
用法の変化について』
司 会: 柳田真一(毎日新聞社)